バスケットボールの選手やバレーボールの選手って、みんな背が高いですよね?
背が高い人がこういったスポーツをするのもありますが、バスケットボールやバレーボールなどの運動をすると「子どもの身長が伸びやい」ってご存知でしたか?
実は、運動には身長を伸ばす良スゴイ力があるのです。
今回は、そんな身長と運動の深い関係をご紹介したいと思います。
身長と運動の関係 骨への刺激が背を伸ばす
身長を伸ばすためには、牛乳などに含まれるカルシウムを摂取することも重要ですが、それと同時に「運動」することも大切です。
これは、バスケやバレーボールに限った話ではなく、どんな運動でもOK!
それでは、なぜ身長を伸ばすために運動が必要なのか?
それは運動することで、骨に刺激が与えられるからです。
人間の身体は使うことで筋肉が大きくなりますが、骨も同様に“刺激すること”で成長ホルモンの分泌が促進され、大きく成長させることが可能なのです。
特に骨は骨に対して縦方向に刺激が伝わると、上下に伸びやすくなります。
骨が伸びるということは、身体が縦に伸びるということと同じ意味だとすると・・・
骨に対して縦方向に刺激を加えることが多い「ジャンプする運動」は、子どもの身長を伸ばしやすいことにつながるのです。
また骨だけでなく、関節と関節の間にある「軟骨」にも刺激を与えることで成長ホルモンの分泌が促進され、軟骨が成長しやすいとされています。
ちなみに以下のような運動は常識の範囲内であれば、子どもの身体に負担をかけることなく身長を伸ばしやすくなると言われています。
- バスケットボール
- バレーボール
- 水泳
- マラソン
- サッカー など
運動の子すぎは厳禁? 幼少時の運動のしすぎは低身長を招く!
身長を高くするために、運動をすれば良い。それは間違いではありません。
しかし運動をさせすぎると、子どもの成長を妨げてしまう結果になることがあります。
運動して骨に刺激を与えて成長ホルモンの分泌を促すことは重要ですが・・・
骨――特にバスケやバレーなどで負担をかける膝の骨や足の骨に負担をかけすぎてしまうと、骨折のリスクが高まってしまいます。
運動による骨折はもちろん、疲労骨折によって骨が損傷してしまう場合もあるので、子どもの運動のしすぎには注意が必要です。
「骨折した骨ほど強くなる」とはいいますが、骨折するよりはしないほうが良いのは当たり前。
骨が損傷してしまい、その結果、身長が伸びにくくなってしまうこともあるので、子どもには適度に運動させるようにしてください。
幼少時の筋トレは身長が伸びない原因に
子どもの運動を考える時に、親御さんが心配するのが「筋肉のつけすぎ」ではないのでしょうか?
「幼少時に筋トレをしすぎると筋肉がつきすぎてしまい、骨の成長を阻害してしまう」という話しを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
ただ近年このウワサは必ずしも正しくないことが判明しました。
全米ストレングス・コンディショニング協会(NSCA)などの公式見解によれば・・・
正しく行われる筋トレには、成長期の子どもの総合的な健康増進に効果があるだけでなく、筋トレを行うことで成長ホルモンの分泌を促すことになるため、むしろ適度な筋トレは子どもの頃から積極的に行ったほうが良いとされています。
ただし、大人がやるようなウエイトトレーニングを子どもが行うと、骨や関節に負担をかけ、身長が伸びるのを妨げる原因になってしまうので、大人のように子どもに過度な筋トレをさせるのは止めましょう。
結局はやりたい運動を子どもにさせるのが一番!
ハードな運動を子どもにさせると、身長を伸ばしにくくする原因になってしまいますが、適度な運動であればそんなことはありません。
むしろ適度に運動させることで、子どもの身長を伸ばす成長ホルモンの分泌を促す良い刺激となるため、背を伸ばしたいお子さんには適度に運動させるようにしてくださいね。
ただ、子どもがヤりたくない運動を無理やりさせると子どもにとって運動がストレスになってしまうこともあります。
そしてそういったストレスが成長ホルモンの分泌を妨げてしまうこともあるので、なるべく子どもがやりたい運動をやらせてあげるのが良いのではないでしょうか。