
突然子供に「プログラミングってなにするの?」と聞かれても、これさえ知っていれば安心!
子供のプログラミング必修化に備えて、親として知っておきたい基礎知識からプログラミング学習法まで、今日から実践できる小学校プログラミング教育へのおすすめの備え方をご紹介します。
『なぜ子供にプログラミング教育が必要なの?何からはじめればいいの?いつからはじめればいいの?』
そんなプログラミング教育の疑問を1つ1つ解決していきましょう!
小学生のプログラミング教育が必修化へ
2017年3月に新小学校学習指導要領で2020年度から小学生のプログラミング教育が必修化されることが発表され、義務教育の指導内容が変わろうとしています。
今でもICT教育の導入でコンピューターやインターネットという存在は身近な子供たちですが、「プログラミング教育」と聞くとなんだか難しそうなイメージがありますよね。
「もし授業でわからなかったことを子供に聞かれたらどうしよう」「プログラミングの宿題はどんな内容なのだろう」「プログラミングなんて教えられないよ…」そんな不安を抱えている保護者はあなただけではないので安心してくださいね!
「人工知能」「AI」という言葉を聞いたことはありますか?
20年後には約50%の仕事がコンピューターやAIに奪われるという心配な噂がありますが、実は、すでにその現象は始まっています。
ソフトバンクのPepper(ペッパー)もAI技術のひとつ。
人と会話をしたり、オーダーを受け付けたり、案内をしたりと、「人間」に変わって「AI」が活躍しています。
12年後の2030年には、日本だけでもIT人材が79万人も不足すると日本経済産業省が予測しています。そんな時代に備えるために、子供のプログラミング教育が始まろうとしているのです。
小学校プログラミング教育必修化の狙い
子供のプログラミング教育では、C言語やJAVAなど「プログラミング言語の基礎を学んでプログラムを作る」という授業が始まるわけではありません。
・「知識・技能」
・「思考力・判断力・表現力」
・「学びに向かう力・人間性」
3つのスキルを柱に「筋道を立てて相手にわかりやすく説明できる」論理的思考を伸ばすことがプログラミング教育必修化の狙いとされています。
プログラミングの知識や技術そのものではなく、論理的思考によりコミュニケーション能力の向上も期待できる指導内容になっています。
自分の思いや考えを上手く相手に伝えることができれば、学校生活や日常生活はもちろん、提案や交渉する機会が増える社会人になってからも大活躍するスキルになりそうですよね。
「プログラミング教育=プログラマを育てる難しい授業」ではなく、「子供の将来の選択肢を増やす」親にとっては楽しみな取り組みなのです。
そして、これらのスキルを伸ばすには、子供が「楽しい」と感じることが大切です。メリットを求めすぎてサポートを間違えると、「挫折」に繋がってしまうので注意しましょう。
IT業界の人材不足問題が物語っているように、プログラミングは大人にとっても習得するのが難しいということは忘れないでくださいね。
子供のプログラミング教育は何から始めたらいい?
子供向けのプログラミング教室やロボット教室、プログラミング教材と、子供がプログラミングに触れるきっかけはいくつもありますが、「まずは無料で」とお考えなら、プログラミング学習を体験できるゲームがおすすめです。
今日からでも始めることができますよ。
『Code Karts』-就学前のプレコーディング
対象年齢は4歳から。無料でプログラミングの世界を体験できる子供向けのアプリです。
適切なブロック(絵)を選んで、レーシングカーをゴールに導きます。
「人間がコンピューターに命令をする」「コンピューターが命令通りに実行する」というプログラミングの基本を体感することができるので、「プログラミングって何?」状態のお父さん、お母さんにもおすすめです。
親子で「よーい、コード!」を始めてみましょう!
Scratch(スクラッチ)
絵だけのゲームでは物足りない、もっと学んでみたい!というお子様には、子供向けに開発された言語Scratch(スクラッチ)がおすすめです。
Scratch(スクラッチ)のサイトに移動して、左上にある「やってみる」をクリックするとスタートします。
視覚的・直感的な操作でプログラミングができるので、入門者向けの言語といわれています。
世界にたったひとつのオリジナルゲームを作って共有することもできるので、完成したらお友達に見せたくなること間違いなしです!
ただ、慣れるまでは動かし方の説明書きを読んであげるなど、親のサポートがないと「何これ?つまらない」となってしまう可能性があります…。
おすすめ!人気の子供向けプログラミング教室
子供のプログラミング必修化の前に、子供が挫折したり飽きてしまったらどうしよう、と不安な方には「子供向けプログラミング教室」がおすすめです。
無料体験だけでもしっかりプログラミングの楽しさを知ってもらうことができるので、確実にプログラミング教育に備えることができます。
「子供がプログラミングに夢中!」「ひとりでアプリを作れるようになった!」と評判のいま注目されている人気の子供向けプログラミング教室2校をご紹介します。
少人数制プログラミング教室「Tech Kids School」
Tech Kids Schoolは、アメーバブログで有名なサイバーエージェントが運営している子供向けプログラミングスクールです。
「子供向け」ですが、プログラミングの基本を学ぶだけではなく、SwiftやC#といったプログラマが実際に仕事で使っている本格的な言語まで、楽しみながら学ぶことができます。
Tech Kids Schoolの特徴
・小学2年生~小学6年生対象
・4人~6人の少人数制を徹底
・1回の授業で1つの作品を作るから「できた!」と自信につながる
・アイディアや作品を発表するプレゼンテーションの機会がある
・プログラミングコンテストに参加できる
・2年目以降は本格的な言語を学べる
・中高生対象の兄弟校があるから継続的に学べる
教室紹介
・東京渋谷校
・東京秋葉原校
・二子玉川校
・横浜校
・名古屋駅前校
・大阪梅田校
・沖縄那覇校
上記の教室の他にオンライン学習ツールQUREO(キュレオ)でScratchプログラミングを学べるパートナー教室が17校あります。(2018年8月現在)
継続学習コースの内容と費用
合計3年間でコンピューターの基礎から本格的なプログラミング言語までを学べる「本気でプログラミングを学びたい小学生」向けのコースです。
1年目は年間40コマ、1回120分のレッスンでScratchを学びます。
2年目からは、iPhoneアプリ開発、Androidアプリ開発、3Dゲーム開発の3つのコースの中から1つコースを選んで2年間継続して学んでいきます。
受講料:月額19,000円
入会金&教材費:無料(パソコンをレンタルする場合は月4,000円プラス)
口コミと評判
・ゲームやYoutubeばかりで他のことには一切興味なし!そんな息子が今ではゲームを作ることに夢中になっています。子供の「おもしろい」「たのしい」のパワーは絶大です。
・学校の授業では手を挙げない、人前で話すことが苦手だった娘が堂々とプレゼンしている姿に感動しました。同じ目標のお友達もできて、毎日とても楽しそうです。
Tech Kids Schoolに通わせている方の口コミでは「プログラミング以外の面でも成長を感じている」という声が多くありました。
本格的に学ぶことで、一気に周りと差を付けられそうですね。
英語とプログラミングを学べる「D-SCHOOLオンライン」
プログラミング教室に通わせたいけど近くに教室がなくてガッカリ…そんな方におすすめなのがD-SCHOOLオンラインです。
日本全国、海外在住の方でも解説動画で楽しく学ぶことができます。
そして、もう一つの魅力は、受講料が他のプログラミング教室と比べて格安だということ!新しい習い事として、チャレンジしてみませんか?
D-SHOOLオンラインの特徴
・受講料が安い!
・自宅で学べるから送迎の負担が無い
・わからないところを何度でも繰り返し学習できる
・毎月届く「ミッション」でワクワクが続く
・英語とプログラミングを同時に学べる
・4つのコースから選べる
・14日間の無料体験を利用できる
コース(1)マイクラッチコースの内容と費用
子供たちに大人気のマインクラフトでプログラミングを学べるコースです。マインクラフトで遊んだことがないお子さんでも楽しく続けられる内容になっています。
算数やプログラミングに苦手意識のある女の子にもおすすめです。マイクラッチはD-SCHOOLオリジナルのScratchベースのシステムです。
受講料:月額3,980円
目安の学習時間:月に90分~120分(12カ月)
※PC版のマインクラフト(3,000円)のダウンロードが必要です。
コース(2)英語&プログラミングコースの内容と費用
英語とプログラミングを同時に学べる注目のコースです。英語もプログラミングもゲームを通して学んでいくので、はじめての習い事というお子さんでも安心して始めることができますよ。
1年後にはオリジナルのロールプレイングゲームが完成します!お友達に自慢したくなりそうですね(笑)
受講料:月額3,980円
目安の学習時間:月に90分~120分(12カ月)
コース(3)ロボットプログラミングコースの内容と費用
ロボットキットを使ってロボットの組み立て方からロボットを動かすプログラムの作り方まで、トータルで学べるコースです。
こちらはPCだけの学習ではなく、目の前にあるロボットを使って機能を増やしていく学習なので、お父さんも一緒に楽しめそうですね!自動運転だってできてしまいます。
受講料:月額4,980円
目安の学習時間:月に90分(6カ月)
コース(4)ゲーム制作コースの内容と費用
シューティングゲーム制作、ダンスゲーム製作の2つからレッスンから選べます。小学1年生からプログラミングの基礎を無理なく学べるコースです。
1度のレッスンで自分だけのオリジナルゲームが完成する楽しいプログラムになっています。
受講料:月額1,980円
目安の学習時間:40分~90分(各1カ月)
口コミと評判
・毎月ミッションが届くのが待ち遠しいようです。ミッションをクリアすると「できたよ~!」「すごいでしょ!」と自慢げに作品を見せてくれます。
・子供が自分で作ったロボットが思い通りに動いて大興奮!ついでにパパも毎回はしゃいでいます(笑)
D-SCHOOLオンラインは、「もっとできるようになりたい!」と子供が思う工夫が詰め込まれたレッスンになっています。
自宅で学ぶことができるので、プログラミングが「特技」に変わっていく様子を見ることができて嬉しいとの声もありました。
年収1,000万円も夢じゃない!子供のプログラミング教育
1 子供のプログラミング教育への備えは、「楽しさ」を子供に知ってもらうきっかけ作りからはじめましょう。
2 楽しみながら続けるには「基本を学ぶ期間が必要」だということも忘れないでください。
3 プログラミング教育を通して習得できるスキルや論理的思考力は、1度の学習で習得できるものではありません。だからこそ「楽しい!」から「もっと!」となる環境が必要です。
お友達や周りの大人たちから「すごいね~!」と褒められたら、ますますやる気になると思いませんか?
継続することができれば、小さな成功体験の繰り返しが、1年後には大きな自信になっているはずです。
将来プログラマやIT業界で活躍することを目指していないという場合も、プログラミング学習で習得できる論理的思考能力は必ず役に立つスキルです。
そして、プログラマは、スキル次第では年収1,000万円超えも夢じゃない「手に職」が叶う職業でもあります!
子供のプログラミング教育への備えは、早ければ早いほど「楽しい!」から「もっと!」の環境が整います。他の子供よりも「できる!」喜びを体験させてあげたいなら「今」が始め時です!