
子供をゴルフスクールに通わせている方の目的は、プロゴルファーを育てることだけではありません。
いま、子供たちがゴルフというスポーツを通して得られる様々なメリットが注目されていることをご存知でしょうか。
小さな「できた!」の積み重ねが大きな自信に変わっているようです。
子供をゴルフスクールに通わせるメリットと人気の理由、実際にジュニアゴルフスクールにお子さんを通わせている保護者の声をご紹介いたします。
子供にゴルフスクールがおすすめの理由
子供向けの習い事はいくつも選択肢がありますが、ジュニアゴルフスクールの場合は、「上達」以外にもたくさんのメリットがあることが特徴です。
礼儀やマナー
元気いっぱいの子供たちにとって、礼儀作法やマナーを守り自分の行動に責任を持つということは難しいことです。
ゴルフの場合は他のスポーツとは違い「審判」がいません。
誰かに叱られてから正すのではなく、自分から正しい行動をとれるようになります。
自立心
ゴルフは一打一打、その時の状況に合わせてどんなショットがふさわしいのかを自分で考える競技です。
誰かを頼らなくても自ら行動に起こせる自発性が身に付きます。
社会性
子供から年配の方まで、幅広い年代の人たちと接する機会が多いことから、社会性を育みやすい環境です。
いろいろな人と関わることで、自分とは違う考えも尊重できる人間性が養われます。
幼児期のうちから身につけさせたいと言われているスキルの1つでもあります。
健康・体力
サッカーやバスケットボールなどと違いハードなイメージのないゴルフですが、基礎練習やコース練習を通して、健康面と体力面の向上が期待できます。
ボールを追いながら18ホールを回ると、子供でも数キロ歩くことになります。
集中力
ゴルフに欠かせないスキルの1つが集中力です。一打でも妥協してしまうと一気に状況が変わってしまうスポーツです。
結果を出したいという気持ちが自然に集中力を鍛えます。
集中して取り組む習慣が身に付くと、宿題や勉強など、学校生活でも活かせるようになります。
自信
他の習い事やスポーツと比べると、経験者が少ない競技です。
他の子ができないことをできるようになる喜びが、子供の自信へと繋がっていきます。
競技者の年代が広いことで、家族や親せき以外の大人から褒められる機会も多く、自信が付きやすい環境でもあります。
子供向け人気ゴルフスクールの特徴
「どこに通わせても同じ」ではないのがキッズ向けのゴルフスクールです。
近年人気が高まっているゴルフスクールの特徴をご紹介します。
プロゴルファーを目指すことを目的としていない
ジュニアゴルフスクールと言えば、賞金王や賞金女王を目指しましょう!といったプロゴルファーを養成するためのメッセージが入った広告を目にすることが多いかもしれません。
ですが、今注目されているのは、ゴルフを通して得られる「上達」以外の成長です。
プロを目指すことが目的ではない場合は「プロ養成コース」以外にもコースがあるかを確認しましょう。
子供向けとはいえレッスン内容や指導者の子供への接し方が違ってくるので、楽しみながら伸び伸びと成長を感じられるコースやゴルフスクールの人気が高まっています。
レベル別のコースがある
「キッズコース」「ジュニアレッスン」などと、一括りにされている子供向けゴルフスクールに通わせると、周りの子供たちとの実力の差で自信をなくし、ゴルフへの興味も薄れてしまう可能性があります。
年齢や体力、経験に関係なく参加できる初心者向けのコース、上達してから参加できるコースなど、状況や子供のレベルに合わせて選べるゴルフスクールが人気です。
少人数制・マンツーマンレッスン
ゴルフクラブにさえまだ触ったことがないのに最初から少人数制やマンツーマンレッスンは迷惑をかけてしまうのでは?
と心配される方もいらっしゃいますが、初めてだからこそ少人数制がおすすめです。
指導者の目が届きやすいので、アドバイスが欲しい時にすぐに教えてもらえる環境が整っています。
そのため少人数制のゴルフレッスンは「できた!」と感じる体験も多くなる特徴があります。
人見知りや恥ずかしがり屋のお子様を持つ保護者の方にも人気があります。
元プロゴルファーが指導者
こんな子供向けゴルフスクールが近くにあればラッキーです。
プロとして活躍していた指導者に教えてもらえるだけでも安心感がありますが、子供たちはゴルフ以外の面でも憧れ、そして尊敬するシーンがあるようです。
プロとしての苦しさ、厳しさ、辛さ、そして目標を達成した喜びを知っているからこそ提供できるレッスンがあります。
女性の指導者がいる
スポーツの習い事は、レッスン中に指導者が生徒の身体に触れることがあり、ゴルフも例外ではありません。
女の子を通わせる場合は、女性の指導者がいるゴルフスクールの方が安心との声もあります。
子供にゴルフを習わせて感じたメリット
実際に子供をゴルフスクールに通わせてどんなメリットを感じたのか、保護者の方々からの体験談をご紹介します。
スポーツ少年団とは別世界でした
中学1年生と小学2年生の息子がいます。長男は小学生の頃、ソフトのスポーツ少年団に入っていました。
月に1度、平日夕方のお茶出し当番。ほぼ毎週末ある練習試合や試合の送迎。日帰り遠征の配車当番に当たれば、息子以外の団員も乗せて往復4時間以上運転をすることも多かったです。
夏休みなどの長期休暇中は、平日に試合が入ることも頻繁でした。高学年になれば負担が大きい役員も回ってきます。
そして、この団の場合は当番の日を交換することが禁止されていました。我が家は共働きなので、職場に迷惑をかけながらの習い事になってしまいました。
正直、もうスポーツは懲り懲り状態だった私達ですが、何かスポーツを始めたいと希望する次男に選んだのが、親の負担が少ないゴルフスクールでした。
今の時代にはマッチしていないとも思える独自のルールや運営の手伝いを保護者がする必要もないので、仕事を続けながらでも無理なく通わせることができています。
ちょっと失礼な言い方になりますが、指導者も保護者も通っている子供たちも、ソフトの時とは雰囲気が全然違います。
委縮してしまうような指導や傷つくことを他の生徒から言われることがない穏やかな雰囲気なので、楽しみながら自分の目標を達成することだけに集中して努力をしているのを感じます。
時間を大切に使うようになった
ゴルフスクールに通う前は、Youtubeやゲームなど、ダラダラと時間を過ごすことが多かった娘ですが、今ではしっかりと時間の大切さを理解しているようです。
ゴルフはその時その時で判断が必要なのだそうです。そんな環境のせいか、宿題や何かやらなければいけないことがある時も、集中して短時間で終わらせることができるようになってきました。
ゴルフ以外の日常生活でも褒める回数が増えたように感じます。
ゴルフはまだ上手と言えるレベルではありませんが、祖父・夫・娘の3人でゴルフの話で盛り上がっているところを見ると、もう少し早くゴルフスクールに通わせれば良かったと思うほどです。
自分から話をするのが苦手な性格でしたが、同年代のお友達が知らないことや出来ないことを学び、出来るようになって感じる優越感が娘の自信に変わり、積極性も増してきました。
何歳からゴルフを習える?
子供向けのジュニアゴルフスクールは、4歳から通えるスクールが多くあります。
プロを目指すコースや一部のスクールには3歳から通えるスクールもあります。
「ジュニア」と呼ばれる期間は、地域によって多少差がありますが、18歳までがほとんどです。
プロを目指す目的であれば4歳から10歳までに始めることが多いようですが、一番大切なことは、ゴルフの開始年齢ではなく「ゴルフを楽しむ」ことです。
さいごに
ゴルフには、上達すること以外にも日常生活で感じるさまざまなメリットがあります。
親の負担が少ないメリットもあるので、忙しいお父さんお母さんでも無理なく続けさせてあげることができます。
子供のうちに身に付けさせたいチカラを自然に高めることができるのが、子供向けゴルフスクールです。
「他の子とはちょっと違う体験」で、お子さんの自信や特技を伸ばしてあげて下さい。